天徳寺 樹木葬Q&A

天徳寺樹木葬 樹木葬Q&A

Q.  戒名はいらないのですが、天徳寺はどのようにお考えですか。
A. 

戒名は生前につけるもので、その名前で自分を律するためのひとつの道具です。住職であるわたしは29歳の時に尊くなれという師匠の願いから成尊という戒名を頂きました。その名前を使うたびに今でもだらしない自分を反省して襟を正すことになりますから、すこしは役に立っているのでしょう。しかし自分を律するための道具は他にも沢山あります。戒名だけでは人はそのわがままを抑えることはできません。

 故人に戒名をつけることを天徳寺は強制しません。樹木葬の多くの方が俗名です。もしあの世があるとすれば戒名でなく俗名でも同じように浄土への道は開かれるとお経は説いておりますから、戒名が不可欠なものではありません。とはいえ、ご依頼があれば心を込めてお付け致します。

 戒名は故人のお人柄を伺って作ります。優しい人だったら優や温の字を、意志の強さの人であれば、剛や岳などをつけます。ご遺族が戒名に手を合わせる時に、戒名からその故人の徳を学び、見習って生きることにつながればと思っております。

 天徳寺では戒名を必要な方には、天徳寺で行っているアジアの子供の支援活動への寄付をお願いしております。具体的には一年間、貧しい家庭の子供が労働から解放されて教育を受けれるための費用、2家族分として12万円を支援金として預かり、その全額を活動費として使用します。故人がこの世を離れる際の社会に対する直接の善行に対する寺からの感謝の意味として戒名を授けます。