令和3年下半期 天徳寺慈しみ基金活動報告

インド子ども支援事業

インドもオミクロン株の感染者が増加しています。12月~1月には各州でロックダウンが再び始まり、子供たちは学校に行けない状況にいます。1日でも早く学校に行ける日が戻りますように。

 プレマメッタスクールの百瀬さんが、現地の塾の状況を把握しにラフールナガール村に行ってくれました。

 今現在27名(男子7名女子20名)の子供たちが塾に通っています。7名の子供が塾の来なくなったので、その後の様子を家庭訪問してもらいました。

 そのうちのシカ クマリさんの話です。

 塾のおかげで少し英語を覚えることができた。公立学校の授業に英語の時間はほんの少ししかない。

学校の通常のクラスは45分なのに英語のクラスだけ25分で、時々クラスがあるのみ。

学校が9時から15時まであるので塾の時間に間に合わなくなり通えなくなった。(塾は15時から17時)

学校はロックダウンだからと給食が今も出ない。

*遅刻しても良いので学校の後に可能なら塾に来ることをすすめました。

 ラッキーデビさん(クマリさんのお母さん)の感想

英語をもっと教えてあげてほしい。レベルUPしてくれたら子どものためになる。

 私たちの塾で英語を習ったことがとても役に立っていることが聞けて嬉しいと同時に親の子どもへの教育への関心の高さも伺え、授業内容が充実するように努力しなければと考えさせられました。

 昨年11月にほかの村で調査してもらった時にも公立の学校では給食が無いと聞きました。何故公立の学校なのに給食が無いのか聞いたら「ロックダウンだから」ということ。昨年8月に学校再開した時から本来通り給食も提供しなければならないはずですが、どうもきちんと運営されていないようです。子供たちはお昼も食べずに勉強を続けるので大変です。中にはお弁当を持ってくる子もいるようですが、全員が持ってこられるわけでもなく、それが理由で学校を辞める子も出ているようです。

困難な状況の中でも子供たちが希望を持って未来に進めるように現地の方々の協力の元、活動を続けていきます。

塾の子供たち。新年のあいさつにビスケットを配りました。
塾の子供たち。新年のあいさつにビスケットを配りました。
真ん中がシカさん。左が妹さんで現在私たちの塾に通っている。右がお母様のラッキーデビさん。
真ん中がシカさん。左が妹さんで現在私たちの塾に通っている。右がお母様のラッキーデビさん。
塾の運営を手伝ってくれるプシュパさん夫婦。昨年二番目の子供が生まれました。
塾の運営を手伝ってくれるプシュパさん夫婦。昨年二番目の子供が生まれました。