令和4年上半期 天徳寺慈しみ基金活動報告

インド子ども支援事業

  インドはコロナ感染者が90%以上減少し、2月からロックダウンも解除され、人々の往来も自由になりました。秋くらいにはラフールナガール村に久しぶりに訪問してみたいと思っています。今まで住職が製作した英語のテキストを、ラフールナガール村の塾で使っていましたが、一枚一枚の紙であるために子供が管理するのが難しいと同時に、先生も難儀していました。そこでインドで書籍として印刷を模索しましたが、日本でのネット印刷より費用が高く、質も粗悪ですので、結局、日本で(プリントパック)製作することになりました。約400冊印刷を行い、先日、日本に一時帰国していた百瀬さん夫妻に40冊ほど渡しました。それが塾の子供たちに届けられました。残りのテキストは随時、船便で送る予定です。算数のテキストはこれから印刷の段取りに入り、年内には子供たちに届く予定です。

 塾は村の公共の場所を使わせてもらっているため、痛んだ場所の修繕を行いました。入り口も段差が激しく、体の小さな子供たちの出入りも大変そうだったため、階段も設置しました。修繕の確認に百瀬さんが訪れた際、ゲストハウスの宿泊客から頂いた文房具で塗り絵をしたそうです。学校で美術の授業も無いため、色鉛筆も初めて、塗り絵も初めてだった子が多かったらしく、色を変えて塗ることから教えなければならなかったそうですが、だんだんと使い方にも慣れて楽しんでくれたようです。

 

 

届いたテキストを手にする子ども
届いたテキストを手にする子ども
塾の入り口。ジャンプして飛び降りています。
塾の入り口。ジャンプして飛び降りています。
階段を付けて入りやすくしました。
階段を付けて入りやすくしました。
塗り絵をする子ども達
塗り絵をする子ども達