令和4年下半期 天徳寺慈しみ基金活動報告

インド子ども支援事業

日本側の規制緩和も進み、2月にはインドに訪問出来そうです。3年ぶりのインドの様子を次回にはお知らせ出来ると思います。その間も百瀬さん夫婦の協力のお陰でラフールナガール村での塾は週2回続いています。25名在籍のうち、常時15人は参加して英語と算数の授業を受けています。日本から届けたテキストも好評で、びっしり書き込んだテキストの様子なども写真で送って頂きました。

 ケワリという村で塾の要望があるそうで、百瀬さんにリサーチに行ってもらいました。やはり不可触民のカーストの村で水もあまりない土地で政府からの支援も少なく、学校もありません。学校に行く子が少なく、学校でもきちんとした教育を受けられないため、英語、算数のほかにヒンディー語やサイエンスといった基礎の勉強を教えてほしいそうです。場所も村人の協力で快く貸してくれるそうです。次回訪問して現地調査とどこまで協力できるか探ってみたいと思います。

 百瀬さん夫妻は女の子も高等教育が受けられる中高一貫校を今年4月から始めました。しかし入学してきた子たちを見てみると、英語はおろかヒンディー語も出来ない子が多く、カリキュラムを急遽変更したそうです。インドの教育の格差は各地で深刻です。読み書きが出来ない子は出来る人に頼むことになり、結果騙されることが多いようです。自分で自分の身を守るために、最低限の学びのしずくを落としてあげたいと思います。

 

 

塾の子どもたちから嬉しいメッセージを頂きました。
塾の子どもたちから嬉しいメッセージを頂きました。
テキストを手にする子ども
テキストを手にする子ども
びっしり書き込まれたテキスト。一生懸命に学んだ様子が伺えます。
びっしり書き込まれたテキスト。一生懸命に学んだ様子が伺えます。